2013年5月8日水曜日

泥の付いたカード

福島県楢葉町波倉地区、福島第二原発の裏側にあたる場所だ。
この辺りは、まだ瓦礫も片付かず、壊れた家屋も残されたままだ。
地面を見つめている初老の男性がいた、立ち話をした。
「この海を眺めて代々暮らしていたが、津波のことは頭になかったな、
全部持ってかれた、弟は消防団で近所の人達を高台に避難させた後、
消防車ごと波に持ってがれちゃた」と話してくれた。
片付けが始まるので、何か残ってないかと、避難先のいわき市から来たという。
そして、弟名の給油カードを見つけたと、泥の付いたカードをポケットから出した。
私はカメラを首からブラ下げていたが「そのカード撮らせて下さい」と言えなかった。
波倉地区には環境庁の作業所見える、汚染廃棄物中間貯蔵地の予定地だ。

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2013年4月29日月曜日

同級会

大型連休に川内中学校の同級会が港区竹芝のホテルで行った。
東京と近県の人、それに今回は川内村からも数名参加して「んだぺ」
「んだげんちょ」の川内の方言で盛り上がった。前回は震災の直後で
辛い話題で沈んでいたが、あれから2年が過ぎ、何とか先が見えてきたようだ。
とくに女性は若々しく元気だ、服装もカラフルになり、皆んな笑顔のクラス会でした。
この歳になっても、まだまだ前に向かってもう一仕事できると確信した同級会でした。
12:00~21:00までノンアルコ-ルの私はウーロン茶を17杯は飲みました。
ア~しんど、(;O;)

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2013年4月20日土曜日

ハナミズキの白

底冷えのする一日だった。スト-ブもこたつも、
今度の休みに片付けようと、伸び伸びになっていたのが幸いした。
夕暮れのベランダから見た、お隣の庭のハナミズキに目を奪われ、
思わずパチリ。花弁なのか、葉が白いのか、ハナミズキの白色は
妖艶だ。桜が散りハナミズキが咲くと初夏の気配がする。


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2013年3月31日日曜日

ガイガーカウンターが振りきれた。

 
福島県大熊町夫沢地区、第一原発の裏側だ。ここは民家のある
場所では最も放射能が高い場所だ。私の持っているガイガー
カウンターのデジタルの数字はオーバーして動かない。民家が見える、
瓦屋根の大きな屋敷だ、連綿と受け継がれてきたであろう、この土地での
生活は、あの日で止まった。代わりに、放射能汚染物の中間貯蔵地の計画
が進んでいる。「中間貯蔵て言ったって、最終処分場を引き受ける県なんか、
ある訳ねいべよ、最終処分場だよ」同乗者の人は吐き捨てるようにそう言った。
何でこうなった、悔しいよな、「今更、復興も"がんばろう福島"もね~べよ」。

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2013年3月24日日曜日

今年の桜は。

桜満開のニュースに促されて、市川の真間川へ自転車で出かけた。
ここのところ、福島の震災地の瓦礫と放射能の中を走り廻っていた。
薄紅の桜の花を見て思うことは、福島の浜通りにも数多くの桜の名所がある。
震災前のように何の不安も心配もなく、桜を見れる日は何時になるだろうか、
今年の桜は私にとって複雑な花見になった。
富岡町の「夜の森駅」の桜は見事だ。立ち入り制限地区だが撮影許可願いを出してみよう。        上手く行けば撮れるかもしれない。

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2013年3月7日木曜日

瓦礫の下


福島県浜通りの瓦礫処理も、見たところかなり進んでいるようだ。
瓦礫といっても震災で流され、破壊されたものだ。
このうず高く積まれた山を見ると、大好きだった洋服、団欒の中心だった
グリーンのソファー、すべて大事にしていた生活用品に違いない。
こうして日毎に復興と呼ばれる作業と共に震災は視界から消えていく。
 

2013年3月6日水曜日

ブルーの塊が増えていく。

福島第一原発から30km圏内のいたる所に、
放射能の除染作業で出た汚染物を詰めた
フレコンバッグが、日々に積み上げられていく。
目に見えぬ放射線が、ブルーの塊で確認できる。
このような異常な光景が被爆地には日々殖えてゆく。