2013年10月25日金曜日

センターライン

いわき市高久第10仮設住宅の現状をもうひとつ。
この高久地区は、仮設住宅が出来る前は何もなかった。
初め左側に仮設住宅ができ、右側は空き地だった。
 
仮設の住人の話によると、原発の被災地には、戻らないと
決断したした人達が、この土地に新居を構えたそうだ。
楢葉町の初老の婦人は、「今更、ローンも組めないし、
代々続いた土地と家を、捨てる訳にはいかない、除染が
済んだら、娘はともかく、夫婦で帰るつもりです」と話す。
 
穏やかそうに見えるこの風景だが
この道路のセンターラインが、原発被災者それぞれの
これからの人生を分けることに成るのか。

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