2014年4月22日火曜日

「俺はべこ屋だ!」

浪江町の山中に「生き残った牛を殺すわけにはいかない」と
原発事故で殺処分を逃れた、牛300頭を飼育している人が
いると聞いて尋ねた。吉澤正巳さん。
「俺は戦うべこ屋だ」と言った。浪江町に避難命令が出た、
「牛を見捨てて、離れることは出来ない」と避難拒否を決めたが
警察から身の危険を説得され避難した。避難後も検問をかい
潜って、牧場に餌を運び続けた。一方で、軽トラックにスピーカー
を付けて東電本社、首相官邸、農水省に乗り込り込み
抗議活動もした。渋谷の交差点では多くの若者が真剣に
聞いてくれたと云う。「これからも、絶望の先の希望を見つける
ため、放射能で汚した東電、国の原子力政策に抗議しに、
全国何処にでも行く」。

これだけの覚悟をもった人に初めて出会った。

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