「記者たちは海に向かった」 (門田隆将著 角川書店)を読んだ。
福島県の地元紙「福島民友新聞」の記者達が3.11の記事を書くために
奔走したまさに死闘 のドキメンタリー。
津波被災地を取材した記事を送信する手段も失い、身の危険を背負って
現場の海に向かった 記者たちに敬服した。
子供を抱いた老人を一瞬のタイミングで救助出来なかったことへの
自責の念で苦悩する記者、東電との被害者と加害者と割り切れぬ
地元紙ゆえの情の感情。
そして、避難誘導中津波に呑まれ命を落とした24歳の若き記者、
熊田由貴生さん、両親と同僚記者による遺体確認のくだりは
車内ではあったが涙があふれました。
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